渓魚の習性
(当ページでは釣りを目的としているので学術的な表現を省略しています)
     参考資料「サケマス魚類のわかる本」山と渓谷社
 渓魚の食性は、水生昆虫(カゲロウ トビゲラ カワゲラ、ユスリカ・・・その他)等、陸生昆虫(蟻、トンボ、セミ、
甲虫 、蜂、・・・その他)等、小動物(小魚、河鹿、山椒魚、蛭・・・その他)等を食べています。
さらにイワナは蛇も食べる様です。
 
 通常魚達は、上流から流れて来る餌を食べる為に、上流へ頭を向けて定位しています。
そして大きい魚ほど、先頭にいるので餌を沢山食べています。
危険(鳥、人間達の音や影)を察知すると、体を隠せる場所(岩影、倒木)に住み着いている。 
魚達の視力は人間に置き換えると0.2程度です。

 捕食する時間帯は、場所、季節、天候、気温水温、気圧、風、等に関係するので水面と水中を観察する必要があります。
水生昆虫達が羽化(ハッチ)する状況になり、水面(及び水面直下)で捕食する場合は水面上にその波紋が現れます、
それをライズと表現します。(偏光グラスを利用すれば、水中で捕食している様子も見る事もできます。)

 さらに特定の水生昆虫を食べる事があるので、それに似せたフライで釣る事をマッチザハッチと呼んで、
フライフィッシングの究極の楽しみになります。
こだわって釣る一匹の嬉しさは、数釣りにはない楽しいものです。

もっとも釣れたら何でもOKとする人もいるので、人様々ではあるが・・・・・・。


アマゴ



写真のアマゴは、雌で顔が丸くて優しい、雄は下顎が上顎に比べて大きいので顔は鋭くなる。
 イラストの様に、体側面にはパーマーク(硬貨サイズ)とごまつぶ位の赤い斑点がみられる。
同じ仲間のヤマメには、パーマークはあるが朱点はみられないので判別できます。

 水温が15度以下でないと生活できないので、河川の上流域にすんでいる。
生育地は静岡県酒匂川以西の太平洋側、瀬戸内海を囲む無近畿、中国四国大分に分布していたが
現在は放流事業により拡散しています。
この写真のアマゴは山梨県側の多摩川上流で釣りました。

 通常は流芯に近くの速い場所で餌を摂り、食欲は獰猛で水生昆虫、陸生昆虫、小魚、を食べている。
海と川が絶縁されている河川に残っている種類を、陸封タイプとしてアマゴと呼ばれて寿命は3〜4年と言われている。
降海タイプ(スモルト、銀毛と呼ばれる)は、海(湖)に降り成長するとサツキマスと呼ばれて
産卵の為生まれた河川に回帰する。
                              
















イワナ
                  
 写真のイワナ(岩魚)は、雌で顔が丸くて優しいが雄は下顎が上顎に比べて大きいので顔は鋭くなる。
魚の体色は、住んでいる川石の色に近いので河川によって色合いが異なるので、個人的に興味が尽きない。
 水温が15度以下、真夏でも20℃以下でないと生活できないので、河川の上流域にすんでいる。
名前のごとく、通常は岩陰に潜んでいて餌を摂るときに流れのなかにででくる。
ヤマメと混生域では流芯付近にいるヤマメが優位に餌をとるため上流に追いやられるようです。
食欲は獰猛で水生昆虫、陸生昆虫、小魚、以外にも川鼠や蛇を食べるらしい、寿命は5〜6年と言われている。
 太古の昔は、海に降り成長するとアメマスと名前を変えて3〜4年後に生まれた河川に産卵回帰する。
火山活動で、海と川が絶縁されている河川に残っている種類を、陸封タイプとしてイワナになり系列はヤマトイワナ、ニッコウイワナに分かれる。

オショロコマは北海道のみ成育している

レイクトラウトは、湖で成長するタイプでその湖につながる河川に産卵回帰する。
主食は、小魚なので魚体が50cmを超えて大きくなる。



ブルックトラウト(カワマス)
栃木県湯の湖、湯川、大谷川に生息している


                            







ヤマメ


写真のヤマメ(山女魚)は、雌で顔が丸くて優しいが雄は下顎が上顎に比べて大きいので顔は鋭くなる。
 イラストの様に体側面には、パーマーク(硬貨サイズ)がみられる。
(同じ仲間のアマゴには、パーマークと共に胡麻粒くらいの朱点があります)
そのパーマークの形やサイズは、河川によって異なっている。
(個人的な主観では、天然魚に近い程丸いのではと思っている)
事実、青森と道北の河川で釣ったヤマメのパーマークは、真ん丸でしかも色が鮮やかでした。

 イワナに比較すると、やや下流域に生育するので鮎の流域にも同居しています。
イワナよりも早い流れを好むので流芯近い場所に定位している
食欲は獰猛で水生昆虫、陸生昆虫、小魚、を食べて、寿命は3〜4年と言われている。

地球の火山活動で、海と川が絶縁されて河川に残っている種類を、陸封タイプとしてヤマメと呼ばれています。
海(湖)に降る降海タイプ(スモルト、銀毛)を、サクラマスと呼ばれて、生まれた河川に産卵のため回帰します。


                        











ブラウントラウト
            
 ヨーロッパ原産で、日本には生育していない魚種ですが、アメリカから輸入されて中禅寺湖に移植されて、
現在も移植(本栖湖、芦ノ湖、洞爺湖、北海道石狩川静内川等)が増えているようです。
 海に降るとシートラウトとして、秋から初冬に母川回帰してくる。
通常は河川、湖の緩流帯に定位している、食欲旺盛で大きな魚も捕食するので魚体が大きくなり
80cm超える物がいる

                          


レインボー(ニジマス・虹鱒)



 原産は太平洋東岸アラスカ、カナダ、アメリカになる、日本には130年前に移植されて各地に生育している
肉食性で昆虫(水生、陸生)貝類、甲殻類、小魚を良く食べるので魚体は大きくなり100cmにも達する物もある
海に降る母川回帰するタイプはスチールヘッドと呼ばれる
北海道には自然繁殖している河川があります。
例えば阿寒川、阿寒湖、西別川が知られている
冷水性の魚ではあるが溶存酸素が充分な流水では25℃でも生きられる



スチールヘッド
調査中


シルバーサーモン
調査中

レッドサーモン
調査中